ナイキとアーティストのコラボスニーカーまとめ!!歴代過去の作品と歴史を解説

今日ご紹介するのは、スニーカー好きなら絶対に見逃せない、特別なコラボスニーカーです。皆さん、普段どんなスニーカーを履いていますか?シンプルでスタイリッシュなデザインの一足でしょうか?それとも、個性的なカラーリングが目を引く派手なスニーカーでしょうか?

今回の動画では、音楽とファッションが融合した究極のコラボスニーカーをピックアップ!一体どんなアーティストが手掛けたスニーカーなのか、一緒にチェックしていきましょう!この記事では、音楽とスニーカーがどのように融合しているのかに注目し、話題のアーティストたちが手掛けたコラボモデルを深掘りしていきます。それぞれのアーティストが持つ独自のスタイルがスニーカーにどう反映されているのか、見逃せないポイントが満載です!

それでは早速、注目のアーティストとその魅力的なスニーカーたちを見ていきましょう!最後までお楽しみください!

Wu-Tang Clan

「Wu-Tang Clan」という名前は、カンフー映画から取られた“ウータン(Wu-Tang)”と、氏族を意味する“クラン(Clan)”を組み合わせたものが由来です。彼らは1993年にデビューアルバム『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』をリリースし、ヒップホップ史に残る名作として知られています。その後、1997年には2枚目のアルバム『Wu-Tang Forever』を発表し、全世界での評価を確立。これまでに計7枚のアルバムをリリースしています。

また、Wu-Tang Clanの有名な「W」のロゴは、グループのメンバーであるRZA(レザ)から依頼を受けたMathematics(マセマティックス)が、一晩で作り上げたものです。マセマティックス自身も、このロゴが後に世界中で認識されるほどの象徴的な存在になるとは思っていなかったと語っています。このロゴはシンプルで力強いデザインが特徴で、グループのアイデンティティを視覚的に表現した傑作と言えるでしょう。

加えて、Wu-Tang Clanは音楽だけでなく、カルチャーやファッションの面でも強い影響を与えました。彼らのロゴや音楽は、90年代以降のヒップホップの象徴となり、現在でも多くのアーティストやブランドにインスピレーションを与え続けています。

Wu-Tang Clanとナイキのコラボスニーカー「DUNK High Wu-Tang」は、1999年に誕生しました。このモデルは、ブラックとイエローの「IOWA」カラーをベースに、ヒール部分にWu-Tangの象徴的なロゴを配置した1足です。製造数はわずか100足、そのうち36足が一般販売されるという極めて希少なリリースでした。その希少価値からスニーカーマーケットでは価格が高騰し、一時は5万ドル(約700万円)もの値段がつくほどのプレミアムモデルとして知られています。まさにスニーカー史に名を刻む伝説的なアイテムです。

2024年6月、ナイキとWu-Tang Clanの公式SNSで「DUNK High Wu-Tang」の復刻を示唆するティザーが投稿され、大きな話題を呼びました。そして同年11月、価格は150ドル(日本では20,900円)で待望の復刻版が発売されました。このリリースは、かつてのスニーカーファンたちの懐かしい思い出を蘇らせるとともに、新世代のコレクターたちの注目を集め、大きな反響を呼びました。

復刻版では、オリジナルのデザインが忠実に再現される一方で、現代的な履き心地がアップデートされています。その結果、ファッション性と機能性を兼ね備えた魅力的な一足として、多くのファンを魅了しています。この「DUNK High Wu-Tang」は、スニーカー史に刻まれる伝説的なモデルとして、再びシーンに大きな影響を与えています。

Travis Scott

次に紹介するのは、アーティストコラボスニーカーといえばこの人!
トラヴィス・スコットは、アメリカ・テキサス州出身のラッパー、シンガーソングライター、そしてプロデューサーです。彼は音楽シーンにおいて独自のスタイルとビジュアルセンスを持ち、多くのファンから熱い支持を受けています。そのキャリアは、2015年にリリースされたデビューアルバム『Rodeo』から本格的に始まりました。このアルバムには「Antidote」などのヒット曲が収録され、音楽業界からの注目を一気に集めるきっかけとなりました。

さらに2016年には、2作目となるアルバム『Birds in the Trap Sing McKnight』を発表。全米アルバムチャートで初登場1位を記録し、名実ともにトップアーティストの仲間入りを果たしました。そして2018年、彼のキャリアを決定づけたアルバム『Astroworld』がリリースされます。このアルバムは、彼の音楽スタイルをさらに進化させただけでなく、シングル「Sicko Mode」が世界的大ヒットを記録。複雑なビートチェンジや革新的なプロダクションでリスナーを魅了し、彼をグローバルスターへと押し上げました。

音楽の枠を超えた彼の活動も注目に値します。2020年には、人気オンラインゲーム『フォートナイト』内でバーチャルライブを開催しました。このイベントは、音楽とデジタルエンターテインメントが融合した画期的な試みとして評価され、約1200万人が同時視聴するという驚異的な成功を収めました。ライブでは、ゲーム内で彼の巨大なアバターが登場し、楽曲に合わせてダイナミックな演出が展開され、観客に新しい形の音楽体験を提供しました。この取り組みは、アーティストとファンの関係性を再定義するとともに、デジタル技術を活用した音楽イベントの未来を示すものとして高く評価されています。

トラヴィス・スコットの活動は、音楽のみならず、ポップカルチャー全体に影響を与え続けています。彼のアルバムや楽曲、そして革新的な取り組みの数々は、単なるエンターテインメントの枠を超え、世代を象徴する存在として多くの人々に支持されています。

トラヴィス・スコットとナイキのコラボスニーカーは、これまでに多くの名作を生み出してきました。その中には、「Air Jordan 1 High OG SP」や「Air Force 1」、そして「Dunk Low」など、スニーカーシーンを代表するモデルが名を連ねています。それぞれのデザインには、トラヴィスのユニークなスタイルが反映されており、スニーカー愛好家にとって欠かせないアイテムとなっています。

たとえば、Air Jordan 1 High OG SP “モカ”は、逆向きのスウッシュやシークレットポケットなど、革新的なディテールが話題を呼びました。また、「Air Force 1」では取り外し可能なスウッシュや大胆な素材使いが特徴的で、トラヴィスらしい遊び心が詰まったデザインが多くのファンを魅了しました。さらに、「Dunk Low」では、カントリー風のチェック柄や破れ加工のアッパーを採用するなど、ストリートスタイルに新たな風を吹き込むデザインが展開されています。

最近では、トラヴィス・スコット初となるシグネチャーモデル「ジャンプマンジャック」も登場しました。このモデルは、彼のブランド「Cactus Jack」とジョーダンブランドのコラボレーションによるもので、トラヴィス独自の世界観を存分に反映した一足となっています。「ジャンプマンジャック」は、これまでのコラボモデルとは異なり、彼自身の名前を冠したオリジナルモデルとして注目を集めており、スニーカー業界に新たなトレンドを生み出しています。

これらのスニーカーは、単なるコラボアイテムに留まらず、音楽、ファッション、そしてポップカルチャー全体に影響を与える存在として進化を続けています。それぞれのモデルはデザインだけでなく、トラヴィスの音楽やライフスタイルを象徴するアイテムとして、多くのファンを魅了し続けています。

Drake

次はスニーカーだけでなく、アパレルも新作がどんどんでてくる、ノクタシリーズの紹介です。ドレイクはカナダ・トロント出身のラッパーで、音楽シーンをリードする存在として知られています。彼はテレビドラマ「デグラッシ:ネクスト・ジェネレーション」で俳優としてデビューし、その後音楽に転身しました。

2009年にリリースしたミックステープが注目を集め、リル・ウェインのレーベルと契約を結びました。2010年に発表したデビューアルバム「サンキュー・ミー・レイター」が大ヒットし、その後も「テイク・ケア」「ナッシング・ワズ・ザ・セイム」など次々とヒット作を生み出しました。

メロディアスなラップスタイルや感情豊かなリリックで多くのファンを魅了し、グラミー賞も受賞しています。ドレイクは音楽だけでなくファッションやスポーツなど多方面で活躍し、影響力を持つアーティストとして世界中で高い評価を受けています。

ドレイクの音楽的な成功に加えて、彼のファッションへの影響力も見逃せません。特に「ノクタ」(NOCTA)というブランドを立ち上げ、ナイキとのコラボレーションでアパレルやスニーカーを展開しています。このラインは、彼の音楽スタイルとカジュアルで洗練されたファッションセンスを反映したアイテムを提供しており、世界中で人気を集めています。

ノクタシリーズの特徴的なアイテムには、ドレイクが好むシンプルで機能的なデザインが取り入れられています。特にアパレルは、ストリートウェアのトレンドを押さえつつ、洗練されたシルエットと高品質な素材が使われており、ファッション業界でも注目されています。スニーカー同様、ノクタのアパレルも洗練されたカジュアル感が魅力となっており、ドレイクの音楽やライフスタイルが反映されたアイテムとして、ファンから強い支持を得ています。

ノクタとナイキのコラボレーションは、2020年に始まりました。“ノクタ”にはドレイクの“ノクターナル”な創造性を反映したデザインが特徴です。

最初のコラボは、ノクタのウェアラインとともにシンプルで機能的なスニーカーが注目を集めました。特に、ノクタとナイキのHot Step 1シリーズは、ミニマルで洗練されたデザインで人気を博し、その後も新しいモデルが登場しました。2021年には、ノクタのコラボスニーカーが本格的にスニーカーマーケットに登場し、注目のアイテムとなりました。

特にHot Step 2シリーズは、多くのスニーカーヘッズに愛され、性能とデザインが高く評価されました。2024年11月には、「Hot Step 2 “Mint Foam”」モデルが発売され、これまでのダークカラーリングから一転して、ミントグリーンを基調とした爽やかなデザインが話題となりました。

ノクタとナイキのコラボレーションは、ドレイクの音楽とファッションに対する影響力を活かし、シンプルながら高機能なデザインで、ストリートカルチャーやファッション業界に新たな風を吹き込みました。

Kendrick Lamar

ドレイクと忘れてはならないのが、彼と壮絶なビーフを繰り広げたケンドリック・ラマーです。アメリカ出身のケンドリックは、現代ヒップホップ界を代表するラッパーで、音楽だけでなく社会的影響力も持つアーティストです。

2011年にアルバム『セクション80』で注目を集め、2012年の『グッド・キッド・マッド・シティ』で商業的成功を収めました。このアルバムは、コンプトンでの生活を描き、リアルで生々しいストーリーテリングが評価されました。

その後、2015年の『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』ではジャズやファンクを取り入れ、社会的問題や文化的背景に対する鋭い洞察を示しました。この作品は高く評価されました。2017年に『ダム』を発売。この2作品はグラミーで主要4部門の受賞は逃しましたが、それでも多くの賞を獲得し、彼の音楽的革新性とリリックの深さが認められました。

さらに、ケンドリックは2018年にピューリッツァー賞を受賞し、ラップアーティストとして初めて音楽の枠を超えた評価を得ました。彼の作品は、貧困、差別、暴力、愛、信仰などのテーマを扱い、アメリカの黒人コミュニティの声を代弁しています。

ケンドリック・ラマーは単なるラッパーにとどまらず、社会に問いかける重要な文化的アイコンとして、今後も多大な影響を与え続けるでしょう。

ケンドリック・ラマーは、音楽だけでなくスニーカーの世界でも重要な存在となっています。彼のスニーカーコラボレーションは、単なるファッションアイテムを超え、社会的なメッセージや個人的な信念を反映したデザインが特徴です。

ケンドリックの最初のコラボレーションは、2015年にReebokとのパートナーシップで実現しました。「Ventilator」や「Classic Leather」などのモデルは、彼の音楽や社会的なテーマに基づくデザインが施され、特にギャングの対立を象徴する赤と青のカラーリングが注目を集めました。これらのデザインは、ケンドリックが音楽と社会問題をどのように結びつけるかを示す象徴的なアイテムとなりました。

その後、2018年にはNikeと手を組み、「Cortez Kenny 1」を発表。Nikeの定番モデル「Cortez」をベースにしたこのモデルは、ケンドリックのアルバム『DAMN.』を彷彿とさせるデザインが施されており、シンプルながらも力強い印象を与えます。このモデルは、ケンドリックが自身の音楽と文化をスニーカーにどう落とし込むかを示す重要なコラボとなりました。

さらに、「Cortez Kenny 2」が登場。赤と白、黒の鮮やかな配色を特徴とし、ケンドリックの音楽とビジュアルスタイルを反映したデザインが話題となりました。このモデルは、彼のアートと個性をスニーカーに表現し、音楽とファッションの融合を象徴するアイテムとして多くのスニーカーヘッズから支持を受けています。

ケンドリック・ラマーのコラボレーションは、単にファッションにとどまらず、彼の音楽とメッセージを広げ、スニーカー業界に新たな価値観をもたらす存在となっています。

まとめ

今回は、アーティストとナイキのコラボスニーカーについて深堀りしていきました。ナイキは数多くの有名アーティストとコラボを行い、そのスニーカーは単なるスポーツウェアにとどまらず、ファッションアイコンとしても大きな影響を与えています。少し長くなってしまったので、今日はここまでにします。まだまだ紹介しきれていない魅力的なアーティストもたくさんいます。今後パート1・2・3と3つに分けてアーティストコラボスニーカーを深掘りしていく予定です。今回紹介したコラボスニーカーには、アーティストの意図や背景が詰まっており、どれも一つ一つが特別な意味を持っています。例えば、あるアーティストのスニーカーは、彼の音楽スタイルや視覚芸術にインスパイアされたデザインが施されており、単なるファッションアイテムではなく、アートとしての側面も感じられます。

また、スニーカーはただの「履物」以上の存在であり、ファッションや音楽シーンでの象徴的なアイテムとしても位置づけられています。リリース後のプレミアム価格や限定性、さらにはSNSでの反響など、スニーカー文化がどれほど強力であるかがよくわかります。これからもアーティストとナイキのコラボレーションは続き、ますます注目されることでしょう。それぞれのコラボがどのように進化し、どんな新しい発見があるのか、非常に楽しみですね。スニーカーズラボでは、最新のスニーカー情報から歴史、トレンド、さらには過去と現在のさまざまなモデルを深掘りしてご紹介しています。次回もスニーカーへの情熱を共有し、一緒に盛り上がれる内容をお届けしていきます!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!スニーカーズラボのダダでした!

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